キャラクターやブランドを使用したハンドメイドを販売することは、著作権や商標権の侵害で違法なことは知っていますよね。
自分や家族のため、親しい人へのプレゼントなど、個人の趣味でハンドメイドを楽しむのでしたらキャラクターを使用しても大丈夫です。
でももしあなたがハンドメイド販売をはじめたところだったり、これからやりたいと思っているのであれば慎重に考えてほしいです。
そこで今回は売らなくてもキャラクターを使用したモノを作るリスクについて、私の過去の経験を思い出しながら考えてみました。
この記事の目次
そもそもキャラクターを使って作りたいのはなぜ?
そもそも、どうしてそんなにキャラクターを使って作りたいのでしょうか?
そのキャラクターが好きすぎて自分仕様のモノを作りたいから
家族の推しなので喜んでもらいたいから
ファンとして推しへの情熱なんですね。
作ることがとにかく好きだから
趣味を楽しんでいるのですね。好きなことがあるって素敵ですよね。
売れると思うから
えっ⁉ 売るために作ってはダメです!
さっきもいいましたが著作者の許可なく使用することは違法です。
すでに完成されたキャラクターの人気にタダでのっかって商売してはいけません。恥ずかしいことです。
企業や制作者に訴えられてもおかしくありません。
知らなかったでは済まされないので、著作権や商標権については絶対に理解しておいてくださいね。
キャラクターを使って作ったモノ。それどうするの?
自分や家族のためにキャラクターを使用して作ったモノがあまりにも可愛くできあがって、誰かにお披露目したくなるかもしれません。
でもその行動にはリスクが潜んでいます。
SNSに投稿
キャラクターを使用して作ったモノをインスタで見かけたりもしますね。
投稿だけでいえばそのキャラクターのファンが応援してくれているということで、企業は黙認しているとの話しも聞きます。
でももしあなたがハンドメイド販売の発信をしていて、そこにキャラクター使用のモノを投稿した場合、それも販売していると誤解されてしまう危険があります。
キャプションに「販売品ではない」と書いたとしても、それでも「買いたいです」とDMがくるかもしれません。
当然お断わりのお返事をするわけですが、お顔の見えないお相手に言葉を選んでの対応は、時間をとられ気持ちも疲れてしまいます。
またSNSはどこの誰にどう伝わっていくかも予測できません。
キャラクターを使用して作ったモノの投稿は慎重にされたほうがよいです。
身近な人にお披露目
あなたの生活圏内でもリスクは潜んでいます。
キャラクターを使用して作ったモノをご近所さんや職場、ママともさんにお披露目したとします。
あまりの可愛さに、「買うから私にも作って!」と言われたらどうしますか?
「お金は貰えないからプレゼントするよ」
と、引き受けますか?
「キャラクターものは販売できないから作ってあげられないの」
と、お断わりしますか?
お断わりした場合、人によってはどんなに説明しても話しが通じないことがあります。
そして自分で作らない人ほど「簡単に作ってもらえる」と思う傾向にある気がします。
そんな人は自分では作らないので著作権や商標権についても興味がなく、説明に骨が折れます。
酷い時にはケチとか意地悪だみたいなことを言ってきたり、いつまでもしつこくLINEや電話、家にまでくるかもしれません。
そんな理不尽で不毛なやり取りは時間のムダでストレスしかないです。
ついには根負けして、今回だけならと引き受けてしまうと、「○○さんに作ってもらったよ」の口コミに、あとからあとから頼まれてしまうかも。
あなたがハンドメイド販売をしたい人なら、お金にならないモノ作りに時間と労力を費やしたくはないですよね。
見たら欲しくなるのが人の心理
「見たら欲しくなる」
「ダメといわれると余計欲しくなる」
これは誰でも経験があるのではないでしょうか。
それが最高に可愛いくて素晴らしいクオリティーだったら、羨ましくて欲しくなるのは普通のことかもしれません。
なのでそんな心理を刺激しないよう、キャラクターを使用して作ったモノは見せないか、欲しがられてもきっぱりと断る文言を用意しておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
キャラクターを使用したモノ作りは売らなければいいですが、わざわざお披露目することで厄介なことになるかもしれないというお話しでした。
考えすぎと思いましたか?
私の経験上「タダでやってもらえればラッキー」とう考えの人は一定数いましたし、悪気はないけど「なんでも欲しがる人」もいました。
あなたがこれからハンドメイドを販売していこうと思っているなら、キャラクター使用のモノ作りはほどほどにして、オリジナル作品をつくることに一生懸命になってください。
あなたらしいあなたにしか創れない唯一無二のオリジナル作品だったら販売できますよ。
それは簡単なことではないですが、楽しんでつくって輝いてほしいので、そうなることを願っています。