
ハンドメイドで確定申告はいくらからなのかなぁ。

たくさん売れると嬉しいけど、それはそれで税金が心配だよね。
ハンドメイドが売れたら、いくらから確定申告をしなくてはいけないのかというと、専業主婦の方とパート主婦の方ではそれぞれ違ってきます。
この記事では、あなたがハンドメイド収入で確定申告が必要かどうか、その判断となる所得計算の仕方と専業主婦・パート主婦の場合についてお伝えしていきますね。
ジャンプできる目次
ハンドメイドの所得を計算しよう
所得とは
確定申告が必要になるか判断するのに、まずは1年間(1月1日から12月31日まで)の所得を計算します。
所得とはハンドメイドの売上げではなく【売上げ―必要経費】+棚卸額です。
所得の計算に必要なもの
売上げの記録
- minne、クリーマ、メルカリなど
必要なのは1月1日から12月31日までに売れた金額です。ただ12月の売上げは翌年の1月に振り込まれるのでひと月のズレに注意しましょう。
またメルカリの場合、売上げは「メルペイ」に加算なので、アプリの残高履歴から金額を拾います。
- イベントやマルシェ
対面販売は売上げの計算が大変ですよね。当日はバタバタしがちなので売上げの記録は工夫してくださいね。
私は値札シールを回収してノートに貼っておいて、作っておいた搬入作品リストと照合して売上げを計算しています。
- 委託販売
委託販売先から振り込まれた金額をチェックします。
必要経費の金額がわかるもの
必要経費とは売上げにかかわったすべての出費で、わかりやすいところでは材料や梱包資材、minne・メルカリ・クリーマなどの販売手数料、イベントの出店料、ショップカードの印刷代などがあります。
- 領収書やレシート
もし紙の領収書やレシートを無くしてしまったら、残念ですが経費に計上できません。というのは本当に確定申告する場合ですが、でもやっぱり正確な所得を知るためにも日頃からキチンと保管しておくのがいいですね。
また電気代や電車賃など、そもそもレシートが出ない場合でも経費にはなります。ですがあとから思い出すのは大変なので、次の年からはマメにノートなどに記録しておくことをオススメます。
- クレジットカードやコード決済の購入履歴
クレジットカードやネットショップでの買い物は購入履歴でわかりますから便利ですよね。でもプリントアウトする必要はないです。(インクがもったいないので) スマホやパソコンで履歴を見ながら計算しましょう。
棚卸の合計金額
棚卸とは、商品や製品、部品などの在庫数を調べることで、同時に在庫表を作って管理します。
ハンドメイドでいうと、作品、材料、素材、パーツ・金具、未使用の消耗品・梱包資材などになります。
とくに作品は売れ残ったことをネガティブに考えがちですが、そうではなくて来年以降も販売していける大事な財産なのです。なのでちゃんと計算してあげましょう。
- 作品の棚卸額は販売価格ではなく原価で計算します。
- 材料などは仕入れた時の金額でそれぞれ数えて計算します。
所得の計算
先ほども言ったように所得の計算は【売上げ―必要経費】+棚卸額です。
さて、あなたの1年間(1月1日から12月31日まで)の所得はいくらになったでしょうか?
では次に専業主婦の方、パート主婦の方の確定申告がいくらからなのか見ていきましょう。
確定申告はいくらから?
専業主婦の方の場合
専業主婦の方は所得金額が48万円を越えたら確定申告が必要になります。
この48万円を基礎控除といい、すべての人に適用される控除です。基礎控除は全部で15個あって、所得控除はそのうちのひとつです。
確定申告や年末調整において所得税額の計算をする場合に、総所得金額などから差し引くことができる控除の1つに基礎控除があります。
パート主婦の方の場合
パートの給与所得がある方は、パート収入が主になる収入なのでハンドメイドは副業になります。
なので副業所得が20万円を越えたら確定申告が必要になります。
給与所得以外に副収入等によって20万円を超える所得を得ている場合には、確定申告が必要となります。

あれっ? 専業主婦にあった48万円の基礎控除はどこにいったの?

大丈夫。ちゃんとありますよ。
パート主婦の方は給与所得に、基礎控除48万円プラス給与所得控除55万円が適用されます。
つまりパートの給与は48万円+55万円=103万円までは税金(所得税)がかかりません。
いわゆる「103万円の壁」ですね。
きっと多くの人は103万円を超えないように働いているかと思います。
そして副業のハンドメイドでも税金(所得税)を払いたくないなら、所得は20万円を超えないように活動するという考えになります。
少ないハンドメイド所得でも確定申告することもある
源泉徴収税の還付申告
専業主婦の方もパート主婦の方も、何か一時的なアルバイトをするかもしれません。
実はその報酬はすでに源泉徴収税という所得税が差し引かれています。
源泉徴収税は暫定の所得税で、還付申告をすることで計算し直されて、たいていは返ってきます。
ただし、計算し直してもらうには、すべての所得の情報が必要になるので、結局は確定申告なのです。
払い過ぎた税金を返してもらうには、本当は申告しなくてもいい所得も申告しなければならないわけです。
「源泉徴収税は少額だしめんどくさいので還付申告はしません。」
というならそれも自由に選択できます。
ちなみに私は少額でも返してほしいので還付申告、というか確定申告をします。
それと還付申告にはアルバイト先からもらう源泉徴収票が必ず必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
実は【売上げ―必要経費】だけの計算だと、ぜんぜん儲かっていない感覚でも、年末に棚卸をしてみるとなかなかの在庫持ちで、結果「所得額」が思いのほか多いことがあるかもしれません。
もう一度いいます。所得額は【売上げ―必要経費】+棚卸額です。
ちなみに、ハンドメイド以外に収入があった場合も申告の対象です。
専業主婦の方は48万円以上、パート主婦の方は副業が20万円以上で確定申告が必要になります。
さて、あなたの所得額はいくらになったでしょうか?
ここまで読んでくださったあなたは、ハンドメイドのお金の出入りが気になってきたのではないでしょうか。
もしそうなら今から必要経費をノートやエクセルに記帳してみませんか?
1年間のお金の出入りを把握することで、作品制作や販売の方向性を見直すきっかけになるかもしれませんよ。