私はminne[ミンネ] でハンドメイド作品を販売していて、発送にはお礼状、ショップカード、取扱の注意書きを同梱しています。
あなたはお礼状の入れ方は大丈夫ですか?
実は、お手紙(信書)の発送方法は郵便法で定められていて、間違った入れ方をしていると違法となり、罰則が科せられる事態となるのです。
そうなの!? 間違ってたらどうしよう。
大丈夫だよ。正しい入れ方を一緒に確認していくよ。
お礼状は、封筒に入れて封をのり付け?
「お礼状ですから、丁寧に封筒に入れてもちろん封をのり付けしています。」
と言うあなた。
残念ながら、そのスタイルは違法です。
なぜなら、それだとその封筒に切手を貼れば普通に郵便で送れますよね。郵便で送れるのだから、郵便を使ってくださいということなのです。
個人に宛てた内容のお手紙(信書)は、日本郵政と一部の民間企業が独占していると法律で定められているのです。
なので宅配業者がお手紙(信書)の配達をすること、宅配業者にお手紙の配達を依頼することは違法なのです。
以下は郵便法から引用しました。
第四条(事業の独占) 会社以外の者は、何人も、郵便の業務を業とし、また、会社の行う郵便の業務に従事する場合を除いて、郵便の業務に従事してはならない。③運送営業者、その代表者又はその代理人その他の従業者は、その運送方法により他人のために信書の送達をしてはならない。ただし、貨物に添付する無封の添え状又は送り状は、この限りでない。④何人も、第二項の規定に違反して信書の送達を業とする者に信書の送達を委託し、又は前項に掲げる者に信書(同項ただし書に掲げるものを除く。)の送達を委託してはならない。 第五章 罰則 第七十六条(事業の独占を乱す罪) 第四条の規定に違反した者は、これを三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金に処する。出典:e-Govポータル (https://www.e-gov.go.jp)
郵便法 第四条 3項、4項、 第五章 第七十六条より
厳しい罰則も科せられますので注意しましょう。
また、日本郵便でも
- ゆうパック
- ゆうメール
- ゆうパケット
- クリックポスト
は、封をして糊付けしたお手紙(信書)の同梱はできません。
日本郵政公式サイトもご覧ください。 郵便・荷物>信書を送付することができないサービス☟
https://www.post.japanpost.jp/service/shinsyo.html
お礼状は、何にも入れずそのまま?
「お礼状は、作品の上にそのままペラで置いています。」
と言うあなた。それ、正解です。
郵便法によると、
「無封の添え状又は送り状は、この限りでない。」と、あります。
無封の解釈は、封筒が無いとも、封をしていないともとれますね。
ネットでお買い物をしたことがある方は思い出してください。
宅配便が届いて箱を開けた時、いきなり目に入るのはむき出しの納品書やチラシではないでしょうか。
OPP袋に入っていたりもしますね。
なので、そのスタイルをお手本にされたら間違いないです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ここでは、ハンドメイド作品の発送に関わる郵便法の重要な注意点をお伝えしました。
初耳でしたか?それともすでにご存じでしたか?
ハンドメイド作品の発送時のお礼状は、
何にも入れずペラで作品の上に置く。
が、一番間違いのないスタイルでした。