あなたのハンドメイドを見て「可愛い!作って!」と気軽に頼んでくる人がいますか?
「買いたい」といわれるならまだしも、タダでクレクレと言わんばかりの人や、「材料は買ってくるよ」といわれたとしても作る時間の手間について甘くみている人にはモヤっとしますよね。
そもそも作ってあげるほど仲がいいわけでもない場合、「めんどくさい、作りたくない」と、心の声がもれてきそうになります。
純粋に「喜んで作ってあげたい」という気持ちがないのあれば速攻お断わりしましょう。
とはいえ断わりにくい雰囲気とか、角を立てたくないとか、いろいろしがらみやら微妙な状況やらがあって、断り方も悩みどころかもしれませんね。
今回はハンドメイドを作ってほしいと頼まれて、断り方にお困りのあなたへ、私の過去の葛藤から「角がたたない伝わりやすい断わり方」を深掘りしていきたいと思います。
角がたたない伝わりやすい断り方
ハンドメイドを作ってと頼まれて気が向かないときの断り方はただ一つ、「忙しくてムリです。」とだけいいましょう。それでも次のように食い下がってきたら、
「ちゃちゃっと作って」みたいにいう人はハンドメイドが出来ない人だと思うので、そんな人に作る大変さを説明したところで想像してもらうのは難しいでしょうから話すだけムダです。
「ちゃちゃっと作って」とか「忙しそうに見えない」とかの失礼な言動には言葉を返さなくていいです。無言でしらーっとした空気を作って気分を害したことをアピールします。
「変なこといったかな?」と気付いてもらえたら一回くらいの失言は許してあげましょう。
気分を害したことに気付いてもらえなかったら? 「とにかく忙しいので。」といってさようならしていいですよ。
間違っても材料がないとか、待たせると悪いからとかいろいろな理由はいわないことです。お相手はそこが解決できれば作ってもらえると勘違いして代案を出してきます。例えば、
「時間がかかって待たせると悪いから...。」
一見こちらの事情に寄り添ってくれて優しいとさえ錯覚してしまいそうですが、結局約束させられて逃げ場を失ってしまいます。
余計なことはいわないのが賢明ですよ。
親しい人にだけ作ってあげたときの注意点
私も過去に「作ってほしい。」とお願いされて作ったこともありました。その方とはとても仲良くしていたのでその申し出が嬉しくて、「日頃の恩返しをするチャンスが来た!」と、ここぞとばかりに喜んで作ってプレゼントしました。(材料は金具だけ無かったので、それだけは買ってきていただきました。)
つまりは、その方との関係性で作ってあげたいか断りたいかに分かれますよね。
大抵は皆さんオトナですから、ハンドメイドを作るやり取りを垣間見たとしても、そういう親しい間柄なことを察して気に留めないでいてくれますが、極たまに同じく作ってと図々しく頼んでくる方がいて困ることがあります。当然お断わりするのですが陰で文句をいわれてこちらも気分が悪くなります。
なので親しい人にハンドメイドを作ってあげる場合は、やり取りを他の人に気付かれないことが重要です。
何も知らなければ何も起こりません。昔も今も「モンスター」はいるので日頃からお気を付けくださいね。
作ってほしいと頼まれない対策
ハンドメイドが得意なゆえに、都合よく使われてしまいそうになることがよくありました。
もう何十年も前ですが、小学校のサークルで道具を私の持ち出しで教えてほしいとか、バザーに作品を提供してほしいとか、もちろんお断わりしましたが、勝手な申し出にモヤモヤしました。
それからは子どもの学校やパート先でも、どこへ行ってもハンドメイドのことは誰にもいわないことにしています。
なので作ってほしいと頼まれないための対策は、ハンドメイドが得意なことは隠すことです。
余談になりますが、私はminneで出品をはじめてからも周りには特に宣伝はしていません。minneの話題は会話の自然な流れにまかせています。その流れでお相手が興味をもってくれてショップを見てみたいといわれたときにだけminneのURLを教えたいと思っています。私自身興味がないのに宣伝されるのは苦手なので...。
まとめ
いかがだってでしょうか。
ハンドメイドを作ってほしいと頼まれないための対策は、ちょっと神経質かもしれませんが、私には合っていておかげさまでずーっと波風も立っていません。
頼まれても作りたくないなら、押しに負けず毅然とした態度でお断わりしましょう。
それで嫌われたとしても、あなたの大切な時間が犠牲にならずに済みますよ。