ミンネで売れなくて疲れちゃった。もうやめたほうがいいのかなぁ。
確かに売れないと辛いけど、でも本当にやめちゃっていいの?
ハンドメイドが売れずにしんどくてネット販売を辞めるか迷っているなら、とりあえず休業宣言してはどうでしょうか。ショップのお知らせ欄に「しばらくお休みします。再開は〇月の予定です。」と、再開の目安も一応でいいので記載します。ムリになったら延長していけばいいんです。
辞めることはいつでもできます。
でもせっかくはじめたハンドメイド販売。もしまだやっていないことがあるとしたら?
この記事では私が売れるためにしたこと、逆にこれはしなくてもいいと思ったことをお伝えしていきます。
ちょっと長くなりますが一緒に見ていきましょう。あなたのモチベーションがあがるヒントになりますように。
この記事の目次
売れない間の迷いごと
私がminneで最初に出品したのは1点モノのペイント作品で、制作に何日もかかっていました。当然販売価格はそれなりに高くなります。でもそれだと売れにくいのも分かっていて、つくりたいと売れたいの間でずっとモヤモヤしていたら結局制作がしんどくなってモチベーションが下がってしまいました。
でも辞める気はいっさいなくモチベーションを上げるためにビジネス本を読んだりminne配信のYouTubeを見たりしているうちに吹っ切れました。
そうなんです。私はつくるものを間違えていました。私は展示がしたいんじゃなくて、販売がしたかったんです。
売れるためにしたこと
ペルソナ設定
ペルソナとは、自分の作品を買ってくれると想定する架空の人物像のことです。なるべく細かく具体的に一人のモデルをつくります。「この人に刺され!」みたいなイメージです。
世の中のすべての商品はペルソナを設定していますので、ハンドメイド作品も同じです。
そしてペルソナ設定はいつでも何度でも変更していっていいので、まずは気軽に妄想してみてはどうでしょうか。
ただ一人に向けた作品づくりは制作の方向性が見えてきて、おのずと世界観も整いますよ。
量産できる作品もつくる
創作意欲のおもむくままに材料を惜しげもなく使った作品や、ひとつの制作に何日もかけた大作はショップを華やかにしてくれます。でもそれは目の保養にはなりますが、お客様の買いたい欲求は満たされません。
なのでお客様の買いやすい価格帯の作品もつくってはどうでしょうか。
ある程度のクオリティーを保ちつつコスパ良く量産できる作品を、種類も豊富に在庫や受注の対応も万全に用意します。
1個でも売れればわずかでも利益がでますから、モチベーションが保たれます。それにコスパが良いことで体力的に楽なのでメンタルにも余裕を持うと考えました。運営的なことも考える余裕が持てますよ。
お客様のニーズを考える
お客様が求めているものは何? ○○好きさんに刺さるモノってなんだろう?
季節やイベントごとに探しているモチーフやアイテムがあるかもしれないですし、普段使いだったり特別な日のためだったり、需要があるかを重点的に考えましょう。
minneや他のECサイトで過去に特集されていたものもヒントになるかもしれませんね。
トレンドにアンテナを張る
トレンドをモチーフにした作品はお客様もよく検索されるので、アクセス数も上がる可能性があります。
またトレンドの人気っぷりを知りつつも、「あえてこっちをつくる!」みたいな選択もありかと思います。トレンドものが溢れ過ぎて人とは違ったものを求める少数派のお客様もいます。
いずれにしても、お客様はトレンドに敏感なのは事実で、そこにはアイデアのヒントとチャンスがあるかもしれませんよ。
とにかくスキルアップ
クオリティーやセンスを磨いたり、モノづくりはこの先もずっとスキルアップが必要です。本やネットで今時のデザインを閲覧したり、カルチャースクールへ通ったり、オンラインスクールやYouTubeで学ぶこともできますね。
お金をかけて修得するのか独学かはそれぞれの考え方ですが、資格を取ることで自信が持ててモチベーションがあがるならそれもいいかと思います。
ショップを放置しない
作品が売れない、アクセスも毎日一桁、モチベーションも下がってついにはショップを放置。以前の私はそういう時期もありました。
放置はいけないですよね。放置しているショップはお客様にも分かってしまいます。
現実の商店でも営業しているのかしていないのか分からないお店は負のオーラが漂っている感じがします。
なので出来るなら新作を2、3か月ごとに出品したいところですが、せめて以下のように手を加えて「活気のある感」をアピールしましょう。
- 季節にマッチした作品をトップに入れ替える
- 写真を撮り直して差し替える
- 説明文を書き直す
- お知らせすることが特になくてもお知らせ欄を更新する(季節の作品のご案内など)
売れない時こそショップの構築に時間を使ってみてはどうでしょうか。
売れている作家さんから学ぶ
売れている作家さんはまぶしくて羨ましく感じますよね。でもそれだけの対象ではなく学ばせてもらいましょう。
憧れの作家さんのショップをお客様目線で購入するつもりになって閲覧して、いいなぁと思うところを取り入れます。ただし、コピペは絶対ダメですよ。
ECサイト用語をちょこっと覚える
ECサイトで販売しているのだから用語は知っておくべき。なのですが、実は私もあまり詳しくなくて、でもちょこっと覚えるなら次の3つかなと思いました。
ECサイト
ECサイトのECとは、「electronic commerce」の略で訳すと「電子商取引」となります。なのでminneなどは「電子商取引のサイト」ということになります。日本語で聞くとビジネス感が溢れますね。
キーワード検索
キーワード検索はお馴染みですね。minneでも自分の作品が検索されたキーワードが分かります。ハッシュタグの参考にしたり、新作のヒントになるかもしれません。
コンバージョン率
コンバージョン率とはショップの訪問者数(アクセス数)のうち買ってくれた人は何人かという割合です。
アクセス数が100人から1000人でひとりの人が買ってくれるのが目安らしいです。なのでショップのアクセス数が数十人のうちはまだまだ売れないのが当然と分かって、急に腑に落ちた私でした。あきらめるのはまだ早いということですね。
売上げ目標を立てる
月の売上げ目標を立てていますか?
月につくれる個数×単価=売り上げ目標です。(かなりざっくりですが...。)
でも目標を立てたからといっても達成できなくて全然いいんです。数字にして可視化することに意味があります。
適正価格を見直す
「作品の価格は適正価格を付けましょう。」と、よく言われますよね。
使った材料・製作の時給換算・梱包資材、他にもかかった経費を計算してキチンと利益を入れたのが適正価格。とは分かっていても、実際にその計算だと数万円になってしまう作品もありますよね。
なので私は作品をつくってから販売価格を計算するのではなくて、販売価格を決めてから材料、デザインの詳細、制作工程を考えてつくることにしています。
販売価格はECサイトや実店舗で相場をリサーチして参考にしています。
お金の動きを記帳する
作品にかかるありとあらゆる経費をエクセル(ノートでもなんでもOK)に記帳してみてはどうでしょうか。
お金は右から左に動くものです。出ていくお金に気を配り留まるようにすればそれが利益となります。
私も最初記帳したときは、あまりにも手元に留まってなくてゾッとしました。
それからは仕入れの量やタイミング、備品の購入時期など考えるようになりました。
しなくてもいいこと
しなくていいならしたくない、本当にやりたくないからしない、苦手だから避けたいなど、逃げ道があっていいと思います。先ほどの売れるためにすることの中に、もしあなたのしたくないことがあったなら、それはやらなくてもいいんです。
SNSの定期的な投稿
facebookやX(旧Twitter)、instagramで発信することは今は当たり前になっている感じですが、私はSNSが苦手です。
ハンドメイドにはInstagramが相性いいらしく1年前にやっとはじめてました。(現在投稿30件。)この少ない投稿ではやっているうちに入らないと言われそうですが、私にはこれが精一杯です。あなたの方がもっとやれてるかもですね。
SNSが得意でしたら引き続きやっていってください。でももししんどいのでしたら無理せず手放しましょう。
いいね、お気に入り、フォロワーさんの数のチェック
作品にいいねやお気に入りがつくととっても嬉しくて励みになりますよね。
でもそのポチっとが購入に繋がらなくてもそういうものなのでがっかりしないでください。
見るべきところは総数ではなく、その一つ一つの中身です。
minneでは、お気に入りにされたりフォローされると通知がきて、その方のアカウントや他にどんな作品がお気に入りなのかを見ることができます。なので自分の作品とどんなところが共通しているのかなとか、ペルソナ設定合ってるかなとか、分析のための大切な情報とさせていただきましょう。
値下げ
売れないのは価格が高いのかもと思いがちですが、値下げをすると下げた時にだけしか売れないという現象がおきがちです。
値下げは利益が危うくなりますし、反対に材料高騰で値上げしてもいいくらいです。
劣化しない作品は3、4年たっても値下げはしません。
劣化が心配な作品、リニューアルのための在庫処分、もっともっと前からの売れ残り作品、これらを値下げして売り切りたい時は。販売の場所を変えます。(リアルなイベントやメルカリなど)
まとめ
いかがだったでしょうか。
なにかお役に立ちそうなことありましたか?
この記事を書いていて私もあらためて頑張ろうと思ったので、これから新作考えます。
では、また。