私がおすすめするのはネット販売かな。他にはマルシェとか委託販売もあるよ。
ネット販売(ハンドメイドマーケットプレイス)が初心者さんにはおすすめです。それは自分のペースでコツコツ始められるからと、委託料や出店料が0円で初期費用がかからないからです。
とはいえ、ネット販売はお客様のお顔が見えない不安や、アプリの操作が苦手とかあるかもしれませんよね。
人と会うのが好きで直接お客様に作品を紹介したいとか、また、家事やお仕事の合間の制作で時間がなくて販売はショップにお任せしたいなど、あなたにはあなたの理想があると思うのです。
この記事ではそんなあなたに合った販売方法をみつけてもらえるように、ネット販売、対面販売(マルシェなど)、委託販売の3つの販売方法についての特徴やメリット・デメリット、かかるお金のことなどお伝えしていきますね。
この記事の目次
ネット販売
ネット販売はスマホかパソコンがあれば誰でもすぐにはじめることができます。
初期費用がかからず、作品も1点から販売可能です。
オーダー販売の受注もできます。
ネット販売のサイトとサービス
ネット販売は大きく分けて4つの形態があります。
サイト・サービス | 販売の形態 | |
ハンドメイドマーケット | minne、creema、iichi | インターネット上のショッピングモール内に自分のショップを出店 |
ネットショップ | BASE、STORES | インターネット上に独立した自分の店舗をかまえる |
フリマサイト | メルカリ、楽天ラクマ Yahoo!フリマ | インターネット上のフリーマーケットに一点一点作品を出品 |
ネットオークション | ヤフオク モバオク | インターネット上のオークション会場に一点一点作品を出品 |
ハンドメイドマーケットは、アプリで登録できる手軽さと、そのサイト自体に集客力があるので初心者さん向きです。
ネットショップは、独立した店舗なので自分で宣伝が必要です。SNSですでにフォロワーさんがたくさんいる方だと宣伝もスムーズですね。
フリマサイトは、集客力はあるのですが、ハンドメイド作品を買いたい方やその価値を理解されている方は少なめです。
ネットオークションは、私は出品したことがないですが、レアなものを探されている方も多いようです。自分のハンドメイド作品に果たして値は付くのか!? みたいな感じで試してみたくもありますがスリリングですね。
特徴とメリット・デメリット
いずれも登録が無料で、売れたときにだけ10%から20%くらいの販売手数料と、あなたの銀行口座に売上げを振り込んでもらうための振込手数料がかかります。
1点から販売できるのではじめるのが簡単です。
自分のペースで制作、販売ができます。
出品は画像と説明文がとっても重要です。写真はスマホで十分素敵に撮れますが、売れるためには取り方にセンスとテクニックが必要です。説明文も同じで、YouTubeや書籍で勉強できますよ。
お顔の見えないお客様とのお取り引きになります。お問合せなどのコミュニケーションはサイトのメッセージ(コメント)機能を使います。
売れたら自分で梱包して発送、もしもの発送トラブルにも対応していく必要があります。
かかるお金
- 販売手数料
- 売上の振込手数料
- 梱包資材
- 写真撮影の備品
対面販売(イベント出店)
ハンドメイドのイベントやマルシェにブースを借りて直接お客様に販売します。
首都圏で開催の大規模なものから、地域で開催の身近で小規模なものまであります。
特徴とメリット・デメリット
イベントやマルシェを主催する運営事務局が出店者を募集します。出店は申し込み順や審査があるところもあります。
出店にはブース料金がかかり前払い(振込み)です。料金は数千円~数万円で、そのイベントの規模と集客力に比例します。
搬入(設営)は前日か当日の朝、搬出(撤去)は終了後すぐ。搬出は時間制限がある場合もあります。
開催期間中は終日ブースに居なければなりません。
作品の陳列にテーブルや什器、備品が要ります。レンタルできるイベントもあります。
作品数はたくさんあった方がいいです。ブースが見栄えしますしイベント全体が盛り上がります。
イベントの客層と自分の作品のテイストが合わないとぜんぜん売れないので、申込み前にリサーチが必要です。実際にそのイベントに行ってみるのがいいですね。
イベントの主催者側で告知や宣伝をしますが、出店者も自分のSNSやチラシを配布するなど宣伝活動が必要になります。
かかるお金
- ブース料金と振込手数料
- テーブル・什器・陳列用の備品(またはレンタル代)
- ショップバッグ等
- 搬入搬出手段の交通費またはガソリン代
- つり銭(用意しておくという意味で)
委託販売
雑貨屋さん、カフェの一角、ハンドメイドショップなどに作品を置いてもらい販売していただきます。
スペース貸しのレンタル形式のところもあります。
特徴とメリット・デメリット
販売を委託するので委託料がかかります。さらに売れた時の販売手数料が20%以上、売上を入金してもらうための振込手数料がかかります。
納品する作品の個数はショップによってさまざまですが、50個から200個は想定したほうがいいと思います。また納品には納品書が必要です。
いずれにしても、先ずはショップを巡ってリサーチですね。
販売初心者さんは自分で行ける範囲のショップをオススメします。
遠方のショップでは納品・返品に送料がかかりますし、売れているか売れていないかを時々でも見に行くことで勉強になるからです。
委託を募集しているショップはInstagramで「委託販売 地域名」で検索するといいですよ。
また応募の前に委託内容をよく確認しておきましょう。
かかるお金
- 委託料
- 納品や返品受け取りのための配送料または交通費またはガソリン代
比較して見えてくる、あなたに合った販売方法
今までのことをまとめて販売方法を比較してみましょう。
出店料 | 販売手数料 | 作品数 | 販売期間 | 準備するもの | |
ネット販売 | なし | 10%~ | 1点~ | なし | 写真撮影の備品 梱包資材 銀行口座 |
対面販売 | あり | なし | 150点~ | 1日~3日 | ブース設営什器等 ショップバッグ等 つり銭 |
委託販売 | あり | 20%~ | 50点~ | 2週間~ | 納品書 銀行口座 |
世の中の仕組みとして、他人の手を介するたびにお金はかかります。
なので作品の売上から引かれるお金は委託販売が一番高く、ネット販売が一番安いことになります。
また作品を販売するための備品にお金がかかるのは対面販売が一番で、委託販売はほぼかかりません。
ですが比較対象はお金のことだけではないので、あなたがハンドメイド販売に何にを求めるのかが大切です。
やりたいこと、楽しこと、嬉しいこと、出来ることなどのポジティブな理由はもちろん、出来ないこと、やりたくないことのネガティブな理由もとっても大事です。
そしてメリット・デメリットをまとめると、それぞれの販売方法はこんな人が向いていますよ。
- 作品制作も販売のタイミングもマイペースでやりたい
- 写真撮影が好き
- 自分のサイト(ショップ)を育てていきたい
- 人の集まりが好きでイベントそのものが楽しい
- 接客が好きでお客様に直接作品を紹介したい
- 作品をディスプレイするのが好き
- 作家さんたちと繋がりたい
- お任せできることはお任せしたい
- お客様に直接作品にふれてほしい
- 実店舗にあこがれる
まとめ
いかがだったでしょうか。
あなたの販売スタイルがイメージできたでしょうか?
あなたのやりたい方向をみつけて、ぜひハンドメイド販売をはじめてくださいね。